ビル・フリゼール、みずからのトリオと2つのオーケストラで録音した新作『Orchestras』を発表

ギタリストのビル・フリゼール(Bill Frisell)が、ブルーノート移籍後4作目となるアルバム『Orchestras』を4月19日(金)に発表します。

CDでは2枚組となるこのアルバムは、マイケル・ギブスをアレンジャーに迎え、トーマス・モーガン(b)、ルディ・ロイストン(ds)とのトリオと2つのオーケストラによるコンサートを収録したもの。ディスク1には60人編成のブリュッセル・フィルハーモニック、ディスク2には11人編成のウンブリア・ジャズ・オーケストラが参加しています。アルバムからの先行シングルとして、ブリュッセル・フィルハーモニックとの「Throughout」が公開されています。

2つのオーケストラとの演奏や、アレンジの違いなどを楽しめる興味深い内容となった本作について、フリゼールは「自分が知っているギリギリのところか、そこから外れて知らない領域に飛び込むということにいつもトライしているんだ。イマジネーションの赴くままにプレイしていたよ」と語っています。また、ゲイリー・バートンなどとの作品でも知られ、86歳の現在も精力的に活動する旧友のマイケル・ギブスについては、「ひとたび僕のプレイを聴くと、彼はそのプレイからさまざまな倍音を聴き取って、そのサウンドを拡張していくことができるんだ」とコメントしています。

Photo by Anita Soukizy

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