リバプールの遠藤航は2月25日に開催されたチェルシーとのカラバオカップ決勝(1-0)で、延長戦を含む120分間にフル出場。攻守に圧巻のパフォーマンスを見せ、タイトル獲得に貢献した。
その評価は高まるばかりだ。現地サイト『SPORTING LIFE』は「(チェルシーとの争奪戦に敗れて)モイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアを逃し、遠藤に軸足を移すという決定には眉をひそめる人もいた。しかし、リバプールがすでにカラバオカップで優勝し、プレミアリーグの首位に立って3月を迎える中、日本代表が今シーズン最高の補強であるという議論がある。レッズだけでなく、イングランドのトップリーグ全体にわたってだ」と絶賛している。
「31歳の彼はイングランドでの生活にスムーズに適応し、今季のリバプールで最高の選手のひとりとなった。カラバオカップ決勝では、決勝点のフィルジル・ファン・ダイクが受賞したプレーヤー・オブ・ザ・マッチの選出を逃した。しかし、ウェンブリーでのチェルシー戦の勝利において、この背番号3はおそらくキャプテンと同じぐらい重要だった」
【動画】遠藤が渾身のシュートブロックで大ピンチを阻止!
同メディアは「彼はカイセドとエンソ・フェルナンデスという2人の1億ポンドの選手を擁する中盤をコントロールした」と賛辞を続けている。
記事は、遠藤が先発出場した国内の試合は13勝2分けで、平均得点が2.53点、同失点が0.73点というデータを紹介。「統計的に言えば、エンドウが先発するとリバプールはゴールの脅威は増し、守備も良くなる。彼はクロップ監督が思い描いた役割を果たしている」と主張した。
そして、「エンドウはレッズの今シーズン終盤戦のキープレーヤーとなるだろう」と綴り、こう締め括っている。
「エンドウのコンディションを保つことが、リバプールにとって成功と失敗の分かれ目となる可能性がある。夏に誰がそんなことを想像しただろうか?」
いまやチームの浮沈の鍵になると称えられた遠藤。輝きは増すばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部