実際は発表されてないのに登録者約1万3000人に誤送信 大雪・大しけに見舞われた沿岸の2市町に土砂災害警戒情報 テストメールの設定ミスが原因 岩手 

岩手県は29日、県の管理するメールサービスで、2つの市と町に土砂災害警戒情報が発表されたと誤って送信しました。誤送信に気づき、受信したこのサービスの配信登録者約1万3000人に対して、システム更新に伴うテストメールだったと訂正の上、おわびするメールを送りました。個人情報の流出や不正利用といった二次被害は確認されていません。

それによりますと、29日午前、県が管理する土砂災害警戒情報の更新作業で、災害や火災情報などを提供する「いわてモバイルメール」の配信登録者1万3652人に対して、誤って宮古市と山田町に土砂災害警戒情報が発表されたとするメールが複数回送られました。本来テストメールと表示するべきところを、プログラムの設定ミスにより通常の発表と同じ内容を送信したものです。
その後職員もこのメールを受信したことでミスに気づき、実際の発表ではないこと、誤解を与えたことに対しておわびするメールを登録者へ複数回送信しました。今回の情報の発表対象になった宮古市と山田町にも事情を説明しました。
県内では26日から27日にかけて沿岸北部を中心に大雪や大しけに見舞われ、広域で停電や道路の通行止めといった影響が出ています。
県砂防災害課は「関係する皆様にご迷惑をお掛けしたことを深くおわびするとともに、再発防止に万全を期してまいります」とコメントを出しました。

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