福井県越前市は2月29日、北陸新幹線越前たけふ駅が開業する3月16日と翌17日に駅隣の道の駅越前たけふ一帯で開く記念イベントの概要を発表した。俳優の小泉孝太郎さんが開業日の「越前市特別1日駅長」を務め、トークショーに出演する。越前和紙を使った地元高校生の書道パフォーマンスなど多彩な催しで開業を祝い、来県者を歓迎する。
小泉さんは、映画「おしょりん」で福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門を演じ、同市余川町の国重要文化財「旧谷口家住宅」がロケ地の一つになった。トークショーは16日午前11時から。越前市への思い、映画の撮影秘話を語る。
書道パフォーマンスは同日午後3時半から行われ、武生高校、武生東高校、武生商工高校の書道部有志が筆を振るう。両日のステージでは、福井の伝統工芸アイドルグループ「さくらいと」のライブやキッズダンスが繰り広げられる。
新幹線の各車両をデザインした弁当を数量限定で販売する。伝統工芸の越前和紙や越前箪笥（たんす）、越前打刃物、越前焼の体験工房を設け、丹南地域の歴史や文化を発信する。サッカーやバスケットボール、自転車のBMXのスポーツ体験も行われる。
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近くの岩内山の視点場からの駅舎見学会を両日午後1時20分と17日午前10時20分に開く。16日朝には、地元の北日野地区の住民約100人が同山に集まり、入線車両を歓迎する予定。道の駅では、高所作業車から駅の全景を眺めることができる体験コーナーを設ける。
