青コゴミ、春の味 鶴岡・収穫本格化

収穫が本格化している青コゴミ=鶴岡市東岩本

 鶴岡市で促成栽培の青コゴミの収穫が本格化している。味にくせがなくシャキシャキとした食感が特徴で、品質は良好という。

 青コゴミはクサソテツとも言われ、森林や原野に群生する春の山菜の一つ。若い芽の時は茎の先端が丸まっているが、成長とともに細長く伸びる。

 同市東岩本の農事組合法人「あさひの輝き・まんてん」(宮崎康史代表)では、広さ約260平方メートルのビニールハウス1棟で栽培されている。約20度の温度に保った土に株を植えて保温用シートをかぶせ、約15日で収穫できる。同法人の宮崎雄史理事は「天ぷらが一番。一足早い春の山菜をぜひ味わってほしい」と話していた。3月終わりまでに約960キロが関東を中心に出荷される。

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