県内月平均1、2度暑く 日照時間増、降雪量は平年の半分

 昨年12月から今年2月にかけての県内は日照時間が平年比で110~140%増加し、月間平均気温も1、2度高くなる暖冬となった。山形と酒田では2月の平均気温を更新。降雪量は平年比で半分ほどと、かなり少なかった。

◆12月

 低気圧が周期的に通過し曇りや雨の日が多かった。一時的に冬型となり大雪の日もあったが、長続きしなかった。月間平均気温は高く酒田5.3度(平年差プラス0.8度)、山形3.7度(同プラス1.3度)、米沢2.6度(同プラス0.9度)など。月間降雪量は全域でかなり少なく、山形で平年比26%の17センチ、尾花沢が29%の62センチなど。

◆1月

 冬型の気圧配置が続かず気温が高い状態で経過した。月間平均気温は全域でかなり高く酒田4.1度(同プラス2.2度)、山形2.3度(同プラス2.4度)新庄1.3度(同プラス2.1度)で、酒田と新庄は1月の観測史上2位となった。5日には東根12.4度、村山12.2度と、1月の観測史上最高を記録した。月間降雪量は全域でかなり少なく酒田で平年比15%の13センチ、山形で平年比53%の55センチなど。

◆2月

 全般に寒気の流入が弱く気温は平年より高く経過した。特に中旬は高気圧に覆われて晴れた日が多かった。19日には県内全域で気温が上昇し、鶴岡20.6度、酒田20.1度などを観測した。月間平均気温は酒田4.3度(同プラス2.1度)、山形3.0度(同プラス2.6度)、新庄2.0度と2月の観測史上最高となった。月間降雪量は中旬までかなり少なく、下旬は村山と庄内で多い所があった。

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