茂木のミツマタ群生地で開山祭 町長らが今季の安全祈願 9日から入山者受け入れへ

関係者が集まり安全を祈願した開山祭

 【茂木】幻想的な景観が人気の飯(いい)の焼森(やけもり)山麓のミツマタ群生地で3日、今季の安全を祈る開山祭が行われた。9日に入山者の受け入れが始まる。

 開山祭には群生地の保全活動を続けている地元の焼森山ミツマタ保全協議会やさかがわ協議会の会員、古口達也(こぐちたつや)町長、町職員ら約20人が参加した。群生地近くの焼森山雷神神社の鳥居手前で神事を行い、谷中裕一(やなかひろいち)焼森山ミツマタ保全協議会会長(77)らが玉串をささげて開花期の安全を祈った。

 谷中会長は「手入れに精進したので香りのいい花が咲くと思う。お客さんに『良かった』と言われるのが一番の励み。花に派手さはないが癒やされる」と大勢の入山に期待した。花は現在咲き始めで、20日前後が一番の見頃という。

 9~24日を1人500円(中学生まで無料)の保全協力金設定の入山期間とし、駐車場を約150台分に増やしてマイカー利用に対応する。(問)町観光協会0285.63.5644。

開花が始まった群生地のミツマタ

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