酒田雛街道、舞娘が優雅に演舞 本間美術館でコラボ企画

雛飾りの前で優雅な踊りを披露した酒田舞娘=酒田市・本間美術館の清遠閣

 北前船交易を通じてもたらされた雛文化を発信する「酒田雛街道」が酒田市内の文化施設などで開催されており、3日は雛人形の企画展が開かれている本間美術館で、酒田舞娘(まいこ)が来場者に優雅な演舞を披露した。

 酒田雛街道は4月3日までが主会期。同館では江戸期の寛永雛や庄内地域の名家に伝わる壇飾りなどを紹介する「子どもたちの成長を祝う 本間美術館のひな祭り」が開かれている。この日は、同館敷地内の清遠閣で酒田舞娘が、雛飾りの前で酒田甚句など3曲を披露した。来館者はうっとりと演舞に見とれていた。

 酒田雛街道は、市と市内観光施設などでつくる実行委員会が開催し、今回は酒田舞娘とのコラボレーション企画として実施。同様のコラボ企画は10日午前10時から山王くらぶ、16日午前10時から山居倉庫酒田夢の倶楽(写真撮影のみ)でも行われる。

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