おおきなこえで「戸締まり用心、火の用心」 真岡で園児が元気いっぱいに防火パレード

「火の用心」と声を上げながらパレードする園児

 【真岡】芳賀地区広域行政事務組合消防本部は4日、春の全国火災予防運動に合わせ、市中心部で園児による防火パレードを催した。

 西真岡保育園と西真岡第2保育園の年長児54人が、並木町3丁目の高寺歩道橋付近から真岡消防署まで約1.3キロをマーチングした。1日の予定が雨で延期となっていた分、元気いっぱい太鼓をたたいたり、ポンポンを振ったりしながら「戸締まり用心、火の用心」と大きな声を張り上げた。

 スタート地点と田町北交差点、消防署の3カ所では演奏とフラッグのパフォーマンスも披露し、近所の住民らに防火を呼びかけた。

 フラッグを担当した保坂(ほさか)ファビオ蓮(れん)ちゃん(6)は「みんなで頑張って大きな声で火の用心と叫びました。見てくれる人の前でうまくできて良かった」と笑顔だった。消防本部管内では2023年、22年より10件多い84件の火災が発生した。

「火の用心」を呼びかけてパレードする園児

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