栃木県立高入試8435人が受験 倍率は1.10倍 12日合格発表

緊張感が漂う中、試験開始を待つ受験生たち=6日午前9時20分、宇都宮市大曽3丁目

 2024年度栃木県立高全日制入試の一般選抜学力検査が6日、57校113系・科で行われ、一般選抜の定員7679人に対し、8435人が受験した。倍率は前年度比0.02ポイント増の1.10倍となり、過去10年で2番目に低い水準となった。7日は22校69科で面接、1校1科で実技検査を行う。

 学力検査は6日午前9時25分から国語、社会、数学、理科、英語の順で一斉に実施した。降雪による大きな影響はなかった。

 出願者数は2月27日の出願変更締め切り時点で8471人だったが、3月5日までに17人が出願を取り下げ、6日は19人が欠席した。保健室などでの別室受験は129人で、このうち71人はインフルエンザや新型コロナウイルスが原因だった。

 236人が出願した宇都宮商業高では6日、朝早くから受験生が続々と会場に入った。緊張感が漂う教室で、生徒たちは静かに試験の開始時刻を待った。

 一方、学悠館高定時制フレックス特別選抜も6日に行われ、定員100人に対し178人が受験した。倍率は1.78倍だった。

 合格者は12日午前10時に各校掲示板、同11時に県のホームページで発表する。

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