「生きる思い強めた」練馬区の被爆者が新春の交流会

東京都練馬区の被爆者らが新春の集いに参加して交流を楽しみました(今月5日)。

被爆者練馬の会が開いた新春の集いには、区内在住の被爆者19人を含め支援者らおよそ40人が参加しました。

会場では大正琴の演奏などもあり、和やかな雰囲気に包まれました。

長崎で生後24日で被爆した 古舘昭 さんが乾杯の音頭を取った後、参加者は食事をしながら交流を深めました。

被爆者練馬の会の会員は170人です。活動が難しい会員が多いですが、この日は元気をもらっていました。

石崎曄子 さん(80)広島被爆
「ますます生きていかなきゃいけないと思いました。生きるということで。病気なんかに負けていられません。がんばります」

安居院暘子 さん(93)広島被爆
「よかったです。いつも家にこもっていますからね。こうやって出てくるとちょっと気分が晴れます」

被爆者練馬の会の 綿平敬三 会長は、「こうした集まりは生きる喜びとなるので、今後も設定していきたい」と話しています。

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