朝乃山、大関2連戦へ 大相撲春場所

朝乃山

 日本相撲協会は8日、大相撲春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)の取組編成会議を開き、西前頭筆頭の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)の初日の相手が大関貴景勝(常盤山部屋)に決まった。2日目は新大関琴ノ若との対戦が組まれ、初戦から大関2連戦を迎える。

 今月1日に30歳を迎え、30代で迎える最初の相撲で対するのは同時期に大関を張った貴景勝となる。昨年九州場所では、途中出場した朝乃山が貴景勝を下手投げで下している。白星発進できるかが注目される。

 2日目には新大関との好カードが組まれた。幕内で初顔合わせとなった昨年秋場所では、朝乃山が上手投げで琴ノ若を退けた。成長著しい若手との好一番が期待される。

 朝乃山は初場所で初日から7連勝とするも足首を痛めて途中休場。終盤で復帰して9勝3敗3休で終えた。場所後はけがの回復に努め、二所ノ関部屋に出稽古するなど順調に調整を進めてきた。近大時代を過ごした「準ご当地」の土俵で奮起を誓う。

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