全国バレエコンクールで2位 高木康成君(佐世保市立福石小6年) 「心をつかむダンサーに」

「練習に結果がついてきてうれしい」と話す高木君=佐世保市、バレエスタジオブリエ

 佐世保市立福石小6年の高木康成君(12)が、1月に東京と埼玉で開かれた「NBA全国バレエコンクール」の小学5.6年の部で、2位に輝いた。
 同コンクールは、世界に羽ばたくダンサーの育成を目的に一般財団法人NBAバレエ団が主催して27回目。国内バレエ界をけん引する振付家や海外有名校の校長などが審査員を務め、英国ロイヤルバレエ団のファーストソリストなど、世界で活躍するダンサーが数多く出場している。
 高木君は新国立劇場バレエ団のダンサーだった両親の下、自然と3歳からバレエを始めた。両親が開くバレエ教室「バレエスタジオブリエ」(同市大宮町)での日々の練習に加え、九州を中心とした大会への出場などで腕を磨いている。
 同コンクールの「小学5.6年の部」本選には78人が出場。高木君はナポレオン占領下のスペインが舞台の作品「パキータ」のソロを披露。フランス軍将校が自身の結婚式で歓喜に舞う様子を雄々しくかつ上品に踊り上げ、将来性と基本に忠実で高い技術が評価されて2位を獲得した。
 高木君は「練習に結果がついてきてとてもうれしい」と受賞の喜びを語り、「将来はお客さんの心をつかみ、スタンディングオベーションがもらえるようなダンサーになりたい」と目を輝かせた。 

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