県公立高の一般入試、初日は2万3519人受験 19日に合格発表

雨の中、試験会場に向かう受験生ら=芦屋市宮川町、芦屋高校(撮影・風斗雅博)

 兵庫県内公立高校の2024年度入学の一般入試が12日、始まった。全日制と定時制、多部制の計160校で2万3519人が受験。平均受験倍率は全日制で1.03倍となり、前年度比で横ばいとなった。定時制は0.50倍で、前年度比0.02ポイント減だった。19日に合格発表がある。

 全日制は、137校の定員2万1889人に対し2万2589人、定時制は19校の定員1560人に784人が受験した。

 試験問題は全校共通で、社会や学校生活など身近な事象をテーマに、思考力や判断力などが問われた。

 受験倍率は、全日制の普通科で芦屋が1.54倍と最も高く、兵庫(1.49倍)▽西宮東(1.45倍)▽尼崎稲園(1.44倍)-と続いた。専門学科は市伊丹・商業(1.70倍)、農業・動物科学(1.55倍)などで高倍率となった。

 同日行われた多部制2期の試験では、4校の定員259人に対して146人が受験。受験倍率は0.56倍で、前年度比で横ばいだった。

 13日は9校で総合学科の実技試験がある。感染症などによる欠席者は112人で、少なくとも15人が追試験を希望している。追試験は26日で、19日から受け付ける。(久保田麻依子)

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