栃木SC・宇都宮ブリッツェン・宇都宮ブレックスの社長が登壇・スポーツツーリズム推進のイベント開催

とちぎテレビ

今年1月に「スポーツを活用した街づくり推進ビジョン」を掲げた宇都宮市で、3月14日、スポーツの参加や観戦を目的とした旅行・「スポーツツーリズム」を推進するイベントが開かれました。

このイベントは、スポーツによる観光振興や経済価値を生み出す「スポーツツーリズム」の最新の事例紹介や、全国的な発展を目的に、日本スポーツツーリズム推進機構が全国各地で毎年開いているものです。12回目の今年は宇都宮市で初めて開催され、13日から2日間の日程で行われました。

2日目の14日は、宇都宮を拠点とする3つのプロスポーツチームを運営する企業の代表者が、チームが行っている環境への取り組みや経済価値などを発表しました。

その中で、宇都宮ブレックスの運営会社の栃木ブレックス・藤本 光正社長は「Bリーグを観てもらい、宇都宮から足を伸ばして日光や那須に宿泊してもらうなど、トータルでパッケージ化し、販売するのは可能性としてありえる」などと述べました。

続いて「プロスポーツと宇都宮のまちづくり」をテーマに、代表者らによるディスカッションが行われ、スポーツ資源を生かした観光振興や街づくりについて意見を交わしました。

進行役から、子どもたちへのスポーツ教育や、地域に自信が持てる「人づくり」について問われた栃木SCの運営会社・栃木サッカークラブの橋本大輔社長は、「都市部と比べるとスポーツと接する機会に差がある」と指摘した上で「宇都宮市だけで考えるのではなく、人口が減っている他の地域と連携して、スポーツの機会を作っていかなくてはならない」と述べました。

また、自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンの運営会社・サイクルスポーツマネージメントの柿沼章社長も「宇都宮を中心とする「広域」に1つのポイントがあると思う。宇都宮に留めず広域で考えていく必要がある。」と重ねました。

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