「わたしたちも助けていただいた」 能登半島地震で被害受けた人へ心寄せ 東日本大震災で被災した岩手・陸前高田市の女性らがチャリティー布草履作り

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の女性たちが手作りの布草履で能登半島地震の被災地の支援に取り組んでいます。5日は布草履の材料となるTシャツの裁断作業が行われました。

Tシャツの裁断作業を行ったのは布草履の製作と販売を手がけている東京の「ふっくら布ぞうりの会」と陸前高田はまなす会のメンバー合わせて7人です。この取り組みは「被災した女性たちに手仕事を」を合言葉に2011年に始まり、陸前高田市や宮城県の女性たちが携わっています。
能登半島地震の発生を受け、被災地を支援しようと1足当たり500円から1000円が寄付金に充てられるチャリティー布草履を製作し、3月に販売を始めました。
1足作るために少なくとも4枚のTシャツが必要で、5日はアーティストや企業などから寄付された新品のTシャツを10センチほどの幅に切る作業が行われました。

(陸前高田はまなす会 伊藤富子さん)
「わたしたちもいっぱい助けていただきましたので、みなさんから。少しでもお返しできればと思って作りました」

チャリティー布草履はオンラインショップで販売され、石川県の被災地でコミュニティー作りを担う団体に寄付される予定です。

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