宇都宮駐屯地で観閲行進 模擬戦闘も披露 創立74周年記念行事に5200人超が来場

車両に乗って巡回する森司令に敬礼する隊員たち=6日午前、陸自宇都宮駐屯地

 陸上自衛隊宇都宮駐屯地は6日、宇都宮市茂原1丁目の同駐屯地で創立74周年記念行事を行った。地元住民や隊員の家族ら約5200人が来場した。

 式典で同駐屯地の森温(もりあつし)司令は「いかなる任務も完遂しうるたくましい部隊を目指し、信頼と貢献を合言葉にわが国の防衛と県民の安心安全、地域発展に寄与する」とあいさつした。

 観閲行進では、隊員約200人が装甲車や災害支援で使う車両など64台に乗り込み隊列を組んで走行。北宇都宮駐屯地のヘリコプター3機も飛行した。

 敵に占有された陣地を奪還する設定で模擬戦も行われた。空砲で大砲や銃を撃ちながら隊員が前進するなど、迫力のある模擬戦闘を展開した。

 父親が同駐屯地の隊員という同市姿川第一小6年河原愛優(かわはらあゆ)さん(11)は「お父さんの仕事を見られてよかった。かっこよかった」と話した。

車両で大砲を牽引し観閲行進する隊員たち=6日午前、陸自宇都宮駐屯地

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