穴水支援のかきまつり、加賀でも 開場前から行列、2万食完売

能登産のカキを味わう来場者=加賀市作見町

  ●開場前から行列、2万食完売

 「能登穴水復興支援!ジャンボかきまつり2024in加賀」(北國新聞社後援)は7日、JR加賀温泉駅前のアビオシティ加賀駐車場で行われた。開場1時間前から行列ができるなど、能登の早期復興を願って特産のカキを味わう大勢の家族らでにぎわった。

 穴水や七尾の養殖業者から仕入れたカキ約2万食を用意し、ほぼ完売した。来場者は炭火焼きのコンロで蒸しガキを焼いて堪能した。カキフライや海鮮の盛り合わせも提供され、会場周辺には地元飲食店などのキッチンカーも出店した。

 知人と訪れた同市動橋町の団体職員嶋中功さん(60)は「毎年カキを食べに穴水に行っているだけに、こうした形で復興を後押しできるのはうれしい」と話した。

  ●売り上げの一部寄付

 小松駅前に続く2回目の開催で、売り上げの一部を穴水町に寄付する。有志でつくる実行委員会はカキのシーズン終了後も別の支援を検討しており、笹津浩二実行委員長は「にぎわいから加賀の皆さんの復興への思いが感じられた」と話した。

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