那須塩原でアンダーパス冠水 県内大雨と強風、足利では倒木 停電や鉄道トラブルも

冠水し通行止めになった東北自動車道のアンダーパス=9日午後0時20分、那須塩原市鹿野崎

 栃木県内は9日朝から昼過ぎにかけて強い風と雨に見舞われた。各地で冠水や倒木、停電などの被害が発生した。

 同日午前11時ごろ、那須塩原市内の市道のアンダーパス2カ所が冠水し、約5時間通行止めになった。同市中内の熊川では、平時は水が少なく川底を渡ることができる「洗い越し」の部分が冠水し、同日午後から通行止めとなった。解除は10日以降になる見込み。

 足利織姫神社に続く足利市本城3丁目の市道では、同日午前9時10分ごろ、倒木があり道をふさいだ。

 東京電力パワーグリッドによると、県内では宇都宮や那須塩原、日光市、那須町で同日午後、計約2490軒が一時的に停電した。

 JR東日本大宮支社などによると、大雨の影響により烏山線の一部上り列車で、宇都宮線は東海道線が強風の影響で遅れが出たことにより一部下り列車に遅れが出た。

道路をふさいだ倒木の撤去作業をする作業員=9日午後3時30分、足利市本城3丁目

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