栃木県野木町野木の野木神社でニリンソウが見頃を迎え、かれんな白い花が県内外から訪れる観光客らの目を楽しませている。
ニリンソウは、1本の茎から花が2輪ずつ寄り添って咲くキンポウゲ科の多年草。同神社では、境内西側の池周辺約700平方メートルに群生する。今年の開花は例年並みで、あと1週間ぐらいが見頃という。
11日は平日にもかかわらず多くのアマチュアカメラマンが訪れ、サクラの花をニリンソウのバックにするなどしてシャッターを切っていた。
近くに住む渡辺早苗(わたなべさなえ)さん(75)と根岸美津枝(ねぎしみつえ)さん(73)は「サクラの時季に合わせ、毎年見に来ている。かわいらしさが魅力」と目を細めていた。