新校舎で130周年を祝う 山形・西山形小、児童ら記念式典

西山形小の新校舎落成と創立130周年を祝った記念式典=山形市・同校

 山形市西山形小(山口雅和校長、55人)の新校舎落成と創立130周年を祝う記念式典が6日、同校で行われ、児童や教職員らが地域に根ざす伝統を受け継ぎ、歴史を刻む決意を新たにした。

 全校生や地元関係者ら計約170人が出席した。山口校長が「素晴らしい環境で勉強や運動に取り組み、思い切り遊んでほしい」と子どもたちに呼びかけ、高倉正則副市長、丸子善弘市議会副議長がそれぞれあいさつ。児童たちは「130歳のお誕生日おめでとう。全校生で力を合わせ、より良い学校をつくっていく」と声をそろえた。

 同校は、旧校舎が1964(昭和39)年の建設で、老朽化や活断層上に位置することなどを考慮して約500メートル東の国道458号沿いに移転し、昨年2月に供用を開始した。今年3月にグラウンドが完成した。

 1894(明治27)年に東部柏倉、西部柏倉、門伝の各学校と荻久保分校の計4校を統合した柏倉門伝尋常小を前身とし、1957(昭和32)年に現校名に改称した。

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