広がれ交流、願い込め 小山の宿泊施設にウォールアートお目見え 10代2人が制作

作品を仕上げる諸江さん(左)と広本さん

 【小山】宮本町2丁目の宿泊施設「エントランス・ゲート・オブ・オヤマ」にこのほど、交流をテーマにしたウォールアートがお目見えした。

 施設は空き家の再生などに取り組む市地域おこし協力隊員横山賢(よこやまけん)さん(40)がリノベーションを手がけた。「若い人がやりたいことを実現させたい」と、美術に造詣が深い小山高専5年諸江拓音(もろえたくと)さん(19)と小山三中3年広本早良(ひろもとそら)さん(15)に制作を依頼した。

 作品は施設北側の外壁に描かれ、縦約1.1メートル、横約1.5メートル。さまざまな色の水性ペンキを使い、「この場所で人と人がつながってほしい。交流のチャンスをつかみ取ってほしい、という思いを込めた」と諸江さんは説明する。

 作品の仕上げ作業には近所の住民らも参加し、広本さんは「思っていた以上の作品になった」と満足そうだった。

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