【横須賀 観光スポットレポ】鴨居八幡神社-横須賀風物百選の鴨居港を臨む

横須賀市鴨居にある「鴨居八幡神社(かもいはちまんじんじゃ)」をご紹介します。

三浦半島の東端近く、観音崎からも近いです。横須賀風物百選にも選ばれている鴨居港の目の前に鎮座されています。鴨居港は砂浜もあり海の風景を楽しむことも出来ます。漁業も盛んで「鴨居の鯛」は有名です。

画像出典:湘南人

京浜急行本線終点の「浦賀駅」下車、京浜急行バスで「観音崎行」または「かもめ団地行」を利用して「鴨居」で下車すればそこからすぐ近くです。観音崎行の鴨居のバス停は鳥居の目の前にあります。また境内に参拝者用の駐車場もありますので車での参拝も可能です。

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御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと、第15代応神天皇)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。この神社は養和元年(1181年)に三浦大介義明の第四子、多々良四郎義春が源家の命を受けて鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して作られたと伝えられています。後に須賀神社が合祀されており素戔嗚尊も祀られています。須賀神社は高天原で暴れ過ぎた素戔嗚尊が姉の天照大御神により追放され、地上に降り立ちますがそこで泣いている老夫婦と出会います。その地域を荒らしていた八岐大蛇(やまたのおろち)に毎年生贄をとられていましたが今年も娘を出さなければならず泣いているとの事でした。そこで素戔嗚は八岐大蛇を退治するから娘を妻にさせてほしいと申し出ます。その後、八岐大蛇を退治し、娘の櫛名田比賣(くしなだひめ)を妻とした素戔嗚は出雲で宮を作る場所を探しますが、現在の須賀の地に着くと「我が御心すがすがし」と言って神社を作った事から、その地に「須賀」の名前が付けられたと言われています。

摂社には天満社、稲荷社が鎮座されています。天満社は学問の神としておなじみの菅原道真公が祀られています。

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バス停のすぐ近く、鴨居港の目の前の鳥居は神社創建800年を記念して昭和56年(1981年)6月に作られたものです。

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この鳥居から神社までの間にある駐車場は月極駐車場として使われている物なので参拝者は使えませんのでご注意ください。境内に参拝者用駐車場があります。

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駐車場を抜けて神社へ向かうともう一つ鳥居があります。こちらは天明元年(1781年)に作られた物です。こちらの鳥居は創建600年の時に作られたものになりますね。

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鳥居の横にある八幡神社の名の石柱は「昭和三年七月建立 宮原町」と記されています。宮原は現在も町内会の名前で残っています。

こちらの鳥居に向かって左側には車で入る事が出来る入口があります。こちらから入ると参拝者用の駐車場が利用できます。

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手水舎は平成9年12月に作られたものです。

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境内には立派な木があります。特に御神木というような記載はありませんがとても良い気を感じます。

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鴨居港の海を一望出来、とても癒される雰囲気の素敵な神社です。観音崎へ遊びに行くときなどに少し足を延ばして参拝してみてはいかがでしょうか?

施設紹介

【鴨居八幡神社】

住所:神奈川県横須賀市鴨居3丁目5番5号

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鴨居八幡神社

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