「五輪出場目指す」スキー・モーグルジュニア世界大会出場経て 地元から見据える将来

大会での成果を話す小笹選手(左)と母理絵さん(甲賀市役所)

 フリースタイルスキー・モーグルのジュニア世界選手権に出場したびわこ学院大2年小笹海成選手(19)=滋賀県甲賀市=が甲賀市役所を訪問し、岩永裕貴市長らに結果を報告した。

 選手権は4月3~7日にイタリアで開かれた。2年連続の出場となる小笹選手は、シングル13位、デュアル9位の成績だった。

 スキーは物心つく前から始め、モーグル選手だった姉の影響で同じ競技を選んだ。冬は主に奥伊吹や岐阜県のスキー場で練習し、オフ期間は三重県のジャンプ台のある施設で技を磨いているという。

 市役所では13日、選手権での動画を持ち込み自身の演技を紹介して岩永市長と歓談した。小笹選手は「選手権はちょっとしたミスが順位を下げる結果になってしまった」と振り返り、「担当コーチからは『うまくなった』と言われている。脚の筋力を強化し、五輪出場を目指す」と決意を述べた。

© 株式会社京都新聞社