【韓国】超高圧変圧器の需要拡大、LSが生産2倍に[公益]

韓国電気設備メーカーのLSエレクトリックは21日、803億ウォン(約92億円)を投じて、釜山事業場の超高圧変圧器の生産能力を2倍に増強すると発表した。米国を中心とする海外での需要増に対応する。

同社は2025年9月の完工を目指して、釜山事業場の1万3,223平方メートルの遊休地に超高圧変圧器工場を設立するほか、真空乾燥炉2基も増設する。これにより、釜山事業場の超高圧変圧器の生産能力は現在の年間約2,000億ウォンから4,000億ウォンと、2倍に拡大することになる。

■米国で需要拡大

米国では風力や太陽光といった再生可能エネルギーの供給が増えており、超高圧変圧器の需要が拡大している。同社はすでに26年生産分までを受注。超高圧変圧器と超高圧直流送電バルブを生産する釜山事業場の稼働率は、24年1~3月期に平均95.6%に達した。

同社は今回の増設を通じて、送電・変電・配電に至る電力関連の事業ポートフォリオを強化する方針だ。

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