生成AIへの対応協議 米沢で大学工学部長会議の総会

生成AIへの対応などを協議する国立大学工学部長会議=米沢市・グランドホクヨウ

 国立大学工学部長会議の総会が23日、米沢市のグランドホクヨウで始まった。全国64大学の工学系学部の学部長らが2日間にわたり、生成AI(人工知能)への対応など共通課題について協議する。

 山形大工学部を含め、国公立大の75の工学系学部から約150人が参加した。玉手英利山形大学長が「社会発展の原動力となる工学部の教育研究が一層進展することを願う」とあいさつした。協議では▽教育研究での生成AIの扱い方▽女子学生を含む志願者増加策▽外国人留学生の受け入れ戦略―などについて意見を交わす。

 総会は各大学の持ち回りで開いており、同市での開催は56年ぶり。24日は協議内容を関係機関への要望事項としてまとめ、終了後は旧米沢高等工業学校本館の見学ツアーを予定している。

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