WBGT測定して事前の準備を 6月には熱中症予防セミナー開催 福岡労働局

福岡労働局(小野寺徳子局長)は、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を展開して事業場へ熱中症予防対策を呼び掛けている。WBGT測定器によって働く環境を確認し、暑さ指数を下げる設備の導入や休憩場所の整備など、事前の準備を行うよう求めている。また、気温の高くなる時期へ向け、暑さに徐々に身体を適応させる暑熱順化を行うことを推奨した。管内では昨年、一昨年と熱中症による死亡災害が発生しており、今年も重篤な熱中症災害への警戒を強めている。

6月4日と7日には、福岡産業保健総合支援センターなどと連携して熱中症予防対策セミナーを開催し、ダイハツ九州㈱産業医、産業医科大学教授による講義を実施する。また、同労働局のYouTubeチャンネルで熱中症予防啓発動画も公開しており、社内教育などで活用してほしいとしている。

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