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2017年末に閉館した新庄市金沢の日帰り温泉施設「奥羽金沢温泉」の営業が今年夏ごろに再開される見通しとなった。JA新庄市(柿崎広昭理事長)と、同JAの関連会社「奥羽金沢温泉」(伊藤浩栄社長)が所有する土地、建物と源泉を、ホテル経営の新庄弐拾壱世紀(新庄市、柴田悦夫代表)に売却し、同社が「新庄山屋温泉」としてリニューアルオープンさせる方針だ。
奥羽金沢温泉は同JAなどが出資して1986(昭和61)年に開業し、「山屋温泉」の愛称で親しまれた。利用者減で経営不振に陥り、施設修繕費も確保できなかったことから閉館した。同JAによると、施設は鉄筋コンクリートの平屋で延べ床面積769平方メートル、敷地面積1万2980平方メートル。53度の源泉が毎分約60リットル湧出しているという。
同JAは28日の経営管理委員会で了承を得た上で6月上旬の売却完了を目指す。新庄弐拾壱世紀は営業再開に向け、今月から建物の修繕を進めている。