力こもった攻防に歓声 天童で大学ラグビー・明治VS慶応の招待試合

力のこもった攻防を見せた明治大と慶応大の招待試合=天童市・NDソフトスタジアム山形

 大学ラグビーの名門の明治大と慶応大による、県ラグビーフットボール協会の招待試合が26日、天童市のNDソフトスタジアム山形で行われた。詰めかけたファン約1930人が両大の学生による力のこもったプレーに見入った。

 明大は力強さとスピードに優れ、慶大は豊富な運動量と多彩な攻撃を武器としており、これまで数々の名勝負を繰り広げてきた。密集から抜け出してからのトライや、鋭いタックルを決めるなど、多くの好プレーが飛び出し、会場からは大きな歓声が上がっていた。後半29分に逆転した明大が、慶大を56―45で下した。

 ともに本県出身で試合に出場した、明大3年菊池優希選手(21)=山形中央高出=は「山形のラグビー人口は少ないが、楽しみながら続けてほしい」、慶大4年長瀬穣一郎選手(21)=山形南高出=は「18年間育ててもらった地でプレーできて良かった」と語った。本県でのラグビーの普及、拡大のため関東ラグビーフットボール協会が19年ぶりに開催した。

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