バレーに大事な2段トス…V1ジェイテクト・河東祐大選手がコツ伝授「地元で指導できる日を夢に描いていた」 鹿児島市で中学生教室

バレーボール教室に臨む河東祐大選手=鹿児島市のかごしま健康の森公園

 Vリーグ1部ジェイテクトの河東祐大選手(26)=鹿児島市出身=によるバレーボール教室が、同市のかごしま健康の森公園であった。県内の中学生30人が参加。セッターとして活躍する河東選手からトスの基本を学んだ。

 河東選手は鹿児島商業高校卒で、V1の最優秀新人賞を受賞。鹿児島国体でも成年男子3位に貢献した。

 セッター以外の選手がトスを上げる「2段トス」やレシーブの練習では、構え方を実演。両腕を前に伸ばして平らにし、軽くボールに当てるよう指導した。声かけの大切さも強調。和田中3年、野口愛叶さんは「技術的なことだけではなく、コミュニケーションが大事だと分かった」と話した。

 河東選手は「地元で指導できる日を夢に描いていた」と感慨深げ。「いろいろな指導者から学んだことを実践し、その中で正解を見つけてほしい。経験が上達のこつ」とアドバイスした。教室は19日あり、鹿児島市のスポーツ指導企画会社シーリーが主催した。

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