重大事故抑止へ可搬式オービスで違反取り締まり 松山東署が松山市街地で実施

可搬式オービスで速度違反を取り締まる松山東署員=27日午前6時15分ごろ、松山市中央1丁目

 朝の交通事故が多くなる夏を前に、重大事故を招く車の速度超過を抑止しようと松山東署は27日朝、愛媛県松山市中央1丁目の県道で、可搬式速度違反取り締まり装置(オービス)による違反取り締まりを行った。今後も早朝を中心に、市街地などで実施する。

 署によると、2021~23年の管内交通事故を分析すると、6~8月の早朝や通勤・通学時間帯の発生が多いと分かった。梅雨時期のぬれた路面で、ブレーキから停車までの距離が長くなるのを理解していないことや、暑さで注意力が落ちてスピードを出し過ぎてしまうことなどが、原因として考えられるという。

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