ハヤブサ巣立つも1羽レスキュー 県「成長見守って」

外部通路の屋上から移動できなくなったハヤブサ=県庁

 4月下旬に県庁舎でふ化した国絶滅危惧種ハヤブサの若鳥3羽が27日に巣立った。うち1羽が行政庁舎の外部通路の屋上から移動できなくなり、職員が救出して巣の近くまで運ぶ場面もあり、職員らが初々しい姿を見守った。

 県によると、外部通路の屋上は窓に囲まれ高さがあり、まだ親鳥と比べて羽ばたく力が弱い若鳥が移動できなくなったとみられる。

 県庁でのハヤブサの営巣は2014年から続いている。例年5月下旬に巣立ちを迎えており、自然環境課の担当者は「県庁育ちの若いハヤブサの成長を見守ってほしい」と話した。

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