大輪のシャクヤク、色鮮やかに 長井「ピオニーの森」で見頃

大輪が鮮やかに咲いているシャクヤク=26日、長井市寺泉・ながいピオニーの森

 長井市寺泉の「ながいピオニーの森」にあるシャクヤク園が見頃となった。目の覚めるようなピンクや深紅、純白、黄色など色とりどりの大輪が、市街地を見下ろす高台を鮮やかに彩っている。

 ピオニーは英語でシャクヤクの意味。地元の手塚建材(手塚隆幸社長)が南陽市の諏訪神社から株を引き継ぎ、長井の新たな花の名所にしようと整備した。約140種5000株を植えた園内の8割ほどが咲き、来月1日前後が最盛期で、その後1週間ほど楽しめそう。

 米沢市から友人と訪れたカナダ出身の英語教諭マリー・フォルテンさん(35)は「母が育てていた大好きな花。初めて見る品種もあり、美しさや香りに癒やされた」と話していた。

 キャンプ場などを備える複合レジャー施設として昨年春にオープン。今年から鉢植えを販売し、来月1日にはマルシェが開かれる。火曜定休だが観賞はできる。問い合わせは管理棟050(3490)0222。

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