双海の夏をもう一度 花火大会復活へ住民奮闘 6月末まで寄付募集

チラシを手に寄付や運営への協力を呼びかける「双海の花火を復活させ隊」のメンバー

 高齢化や人口減少などで継続的な運営が難しく、2022年を最後に打ち切りとなった愛媛県伊予市双海地域の花火大会を復活しようと、住民有志が立ち上がった。ふたみシーサイド公園(同市双海町高岸)での7月14日の開催に向けて、運営準備や寄付集めに奔走している。

 花火大会は夏祭りの開催に合わせて約40年にわたり続いていた。上灘、下灘の両地区で交互に開催しており、海岸の階段などから勢いよく上がる花火を楽しめるのが特色だ。2020年と21年は新型コロナウイルスの影響で中止。22年は3年ぶりに開かれたものの、高齢化や人口減少で区長らが運営に参加する従来の方法が難しく、地元事業者の廃業による花火の寄付額の減少していた。

花火大会の開催に向けて話し合うメンバー

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