大雨による土砂災害などに警戒

29日(水)は、前線を伴った低気圧が日本の東から千島近海に進みます。一方、黄海付近の高気圧が西日本付近に張り出して、本州付近には別の高気圧が顕在化する見込みです。
このため、北・東日本では明け方頃までは雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。東日本太平洋側を中心に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。夜が明けてからは次第に天気は回復に向かう見込みです。西日本は概ね晴れるでしょう。南西諸島は、台風周辺の湿った空気の影響でくもりや雨となり、雷雨となる所もある見込みです。
なお、台風1号は、フィリピンの東を北東へ進み、29日には大東島地方に接近する見込みです。大東島地方では非常に強い風が吹き海上はしけるため、強風や高波に注意・警戒してください。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:29日午前9時の予想天気図。

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