飲みかけのペットボトル、いつまで大丈夫?飲んでしまったらどうなる?

ペットボトル入りの飲料水、持ち歩きにも最適!

皆さんは普段からペットボトルの飲料水を購入していますか?持ち歩きやすい500mlのものから、ご家庭で家族全員で共有できる2lサイズのものまで、さまざまなサイズがありますね。

最近では、店頭での購入だけでなくオンラインでの購入が可能な商品も増えており、重たいペットボトルを店から持ち帰る手間を省くことができます。水や麦茶はもちろん、ジュースや炭酸飲料など、多種多様な飲料をペットボトルで手軽に購入している方も多いのではないでしょうか。

500mlでも飲みきれない女性が多数

外出時にコンビニや自動販売機で500mlのペットボトルを購入し、日中に持ち歩く人は多いです。しかし、女性の中には500mlが多く感じ、一日で飲みきることが難しいと感じる方もいるかもしれません。その場合、飲みきれなかったペットボトルをどうしていますか?飲みかけのペットボトルを放置すると、思わぬリスクがあるかもしれません。

飲みかけのペットボトルを放置するとどうなるの?

飲みかけのペットボトルを放置する場合、実は健康被害につながる可能性があります。そのため、飲みかけのペットボトルの扱いには特に注意が必要です。

口をつけたペットボトルから細菌が増殖

500mlや800mlのペットボトルで直接口をつけて飲むことは一般的です。しかし、口をつけたペットボトルは時間が経つと注ぎ口から細菌が増殖し始めます。

注ぎ口だけでなく、口をつけたことでペットボトル内の飲料にも唾液が混ざり、それが細菌の繁殖を促進する可能性があります。その結果、数日放置したペットボトルの飲料を飲むと、食中毒の症状を引き起こす危険があります。

飲料水の種類による細菌の増殖速度の違い

ペットボトルに入った飲料水の種類によって、細菌の増殖速度も異なります。水や麦茶、緑茶などは、他の飲料に比べて細菌が繁殖しにくいとされています。これは、これらの飲料が無味無臭で余分な成分が含まれていないためです。

一方で、炭酸飲料やジュースなど砂糖や香料が含まれる飲料は、口をつけると細菌が迅速に増殖し、短時間で大量の細菌が発生することが研究で明らかにされています。

口をつけずに飲む場合の細菌の増殖

ペットボトルからコップに注いで飲む場合、口を直接付けないことで細菌の増殖速度は大幅に抑えられます。ただし、ペットボトルの蓋を一度開けると、どうしても細菌は内部に侵入します。開封後はなるべく早く飲み切ることが推奨されます。

飲みかけのペットボトル…いつまで飲める?

飲みかけのペットボトルの安全な飲用期限について解説します。具体的な期限は以下の通りです。

  • 口をつけたペットボトルは、その日のうちに飲む
  • 口をつけていないペットボトルは、開封後2~3日以内に飲みきる

口をつけたペットボトルは、できるだけその日のうち、遅くとも翌日には飲みきるようにしましょう。ただし、細菌の繁殖が遅い水や緑茶の場合は、2~3日経過しても飲用可能な場合があります。飲む前には色、臭い、味を確認してください。

口をつけていないペットボトルでも、一度開けたら2~3日内に飲みきることをお勧めします。4日以上経過した場合は、飲む前に必ず色や臭いを確認し、自己責任で飲用することができます。

糖分や香料を含む飲料の場合は、上記の期間を過ぎたら飲まずに廃棄しましょう。そうしないと、食中毒のリスクが高まります。

ペットボトルに残った飲料水は早めに飲みきって

この記事では飲みかけのペットボトルの取り扱いについて説明しました。ペットボトルは便利ですが、一度口をつけると細菌の増殖が進むため、飲み残しは早めに処理することが大切です。その日のうちに飲みきれなかった飲料は、無理に飲むことなく廃棄するのが無難です。

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