1話の“シリアスシーン”ついに伏線回収SNS「これが最初につながるのか」『街並み照らすヤツら』第5話

25日に土曜ドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)の第5話が放送。本作は、シャッター商店街にある潰れかけのケーキ店の店主が、大切な店や家族を守るため、悪事に手を染めてしまう事から始まる怒涛(どとう)のヒューマンエンターテイメント。

(※以下、ネタバレを含みます)
「偽装強盗をバラされたくなければ、街を出ていけ」―。
保険会社の社員に脅され、次々と商店街をあとにする店主たち。時計店を営む向井(竹財輝之助)も、保険会社に脅され店をあとにしようとするが、最後に電話で「商店街会長の大村(船越英一郎)と息子・光一(伊藤健太郎)が、再開発を進めるために商店街を潰そうとしている」と正義(森本慎太郎)に真相を知らせる。

そんな中、正義と荒木(浜野謙太)のもとに、新たな依頼者・ツチヤ(でんでん)がやってきた。ツチヤは荒木の父親の友人で、着いて早々「倉庫に火付けてくんないかな」と保険金目当ての放火をふたりに依頼する。商店街のアーケードが賑わっていた時代に使っていた倉庫を、今は使う事もなくなったので燃やして欲しいとのことだった。

この瞬間SNSでは、「放火はダメだってば!」「立ち止まってくれ」「一線を越えるな」と大反対の声が続出。しかし、そんな視聴者の声もむなしく、正義は依頼を受けてしまうのだった。

一方、彩(森川葵)は相次ぐ強盗事件が正義による“ヤラセ”だったと知り怒り心頭。彩と話をしようとスナックを訪れる正義だったが、そこで商店街会長・大村と鉢合わせしてしまう。「この街は何の取りえもない、なのになんで頑張るんだ?意味がないだろ。いっそのこと全部更地にした方がいい」―。いつもの説教を始める大村に、正義は珍しく食ってかかり…

「開発なんかしても、この街の人を大事にしなかったらどうせまた寂れますよ!建物とか道路より“人”を大事にしているかどうかですよ!何でそれが分からないんだ!」―。正義は大村にそう言い放つのだった。

この5分にも及ぶ正義と大村の直接対決に、SNSでは「いけ正義!言ってやれ!」「よく言った!正義」と、大盛り上がり。森本と船越の熱演には「船越さんと慎太郎の演技しびれる」「慎太郎くんの演技が良すぎる」「見入っちゃった」など、演技を称賛する声も上がった。

大村が言った「新しい建物に人を集めて街が生まれ変わる」という考え方と、自分がやろうとしている放火は、どう違うのか…。迷いながらも準備を進めた正義は、ついに放火予定日当日を迎える。夜中に倉庫に忍び込んだ正義と荒木は、どうでもいい話をかわしながらも作戦通りに着火準備を進める。そしていざ着火をしようと、正義が最後に人けを確認しにいったのだが…「うわぁ!!」という正義の叫び声でムードは一変。荒木が、正義の元へ駆け寄ると、そこには死体が倒れていた。

予期せぬ死体発見で、パニック状態に陥る正義と荒木。そんなふたりに追い打ちをかけるように、倉庫内では突然火災が発生。火の手が迫る中 “死体が焼けたら自分たちが殺していない事も判断できなくなる”と心配した正義はその場で立ちすくんでしまう。そんな正義を差し置いて荒木はそそくさと撤退。取り残された正義は、衝動的に死体を抱えて逃げ出し、人けのない場所に寝かせ「俺は何をやってるんだ。俺はただ…普通の生活がしたいだけなのに…」と涙を流した。

1話冒頭でも放送されたこのシリアスなシーン。そのシーンの全貌がついに明らかになるとSNSでは「これが最初につながるのか」「初回の伏線回収!」と、冒頭シーンへ展開がつながったことに興奮の声が続出。正義が泣きながら走るシーンでは「正義泣かないで」「涙止まらない…幸せになって」「普通の幸せがほしかっただけなのに」と一緒に悲しむ声も上がっていた。

そしてその後、家に戻った正義が家出をした彩を探しにいこうと再び外に出ようとすると、そこには刑事・日下部(宇野祥平)の姿が。「お友達の荒木くんが捕まったよ。あんた一緒にいたんじゃない?」―。日下部に聞かれ、言葉を詰まらせる正義。そんな正義に日下部が「最悪だと思ってるだろ?まだまだ続くよ」と言葉を投げかけたところで、今週の放送は終了した。

これには視聴者も「荒木捕まった?」と荒木の逮捕を心配するとともに、「“まだまだ続くよ”が不穏すぎる」と日下部の意味深な言葉におびえる声が多くあがっていた。

6月1日放送の第6話では…警察の取り調べに正義が大ピンチ。
放火事件の裏に一体何が!?黒幕親子の大村と光一も決裂?
さらに、本物の強盗、現る!?
商店街を恐怖のドン底に突き落とす大事件が発生する。

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写真提供:(C)日テレ

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