朝市アイドル、田植えに挑戦 「pacchi米」今年も販売へ/八戸

田植え機を操縦し、田植えに挑戦するメンバー

 八戸市を中心に活動する館鼻岸壁朝市公認アイドル「pacchi(パッチ)」は26日、ファンクラブイベントとして、市内の水田で田植えを行った。秋に収穫したコメは、昨年に引き続き「pacchi米」として販売し、朝市を活気づけ、PRにつなげる。

 イベントは昨年5月に結成されたファンクラブ(上村昭子会長)が実施し、今年で2回目。若い世代が農業やコメ作りへの関心を高めることにも期待する。

 この日、pacchiのメンバー3人は上村さんの水田約20アールで、交代しながら田植え機に乗り、「はれわたり」の苗を植え付けた。メンバーは苗の列をそろえることに苦労しつつ、ファンの声援を受けながら無事に作業を終えた。クラブ結成1周年を記念してバーベキューでファンとの交流も楽しんだ。

 水綺もかさん(16)は「農家さんの技術はすごく、お米のありがたみを感じた。朝市でpacchi米を買って笑顔になってほしい」と呼び掛けた。

 今後は、稲の成育状況の確認や稲刈りなどを行う予定。収穫後に朝市の上村商店で販売する。

【全文】

© 株式会社デーリー東北新聞社