生田目(さくら出身)が新十両昇進 栃木県出身41人目の関取 大相撲名古屋場所番付編成会議

会見で笑顔を見せる生田目=29日午前11時45分、東京都墨田区

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月14日初日・名古屋市のドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、さくら市出身で矢板高出の生田目(なばため)(22)=本名生田目竜也(なばためたつや)、二子山部屋=の新十両昇進を決めた。

 本県出身力士の新十両昇進は2018年春場所の貴公俊(たかよしとし)=小山市出身=以来6年ぶり。同協会によると、本県では41人目の関取誕生で同校出身としては初。

 生田目はさくら市の児童養護施設で育ち、同校で本格的に相撲を始めた。大相撲の初土俵は20年初場所。21年名古屋場所で幕下に進んだ。

 二子山親方(元大関・雅山)も同席して記者会見が開かれ、生田目は「自分の相撲を貫き、十両で優勝が目標。地元を盛り上げていきたい」と決意を語った。

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