中学生3人、消火に協力 湯本一中(福島県いわき市)の斎藤さん、館林さん、平子さん 常磐消防署から感謝状

感謝状を受けた(前列左から)斎藤さん、館林さん、平子さん。後列は中田校長(左)と鈴木署長

 福島県いわき市の常磐消防署は、下草火災の消火活動に協力したとして市内の湯本一中3年斎藤京介さん、館林太雅さん、平子修羽さんの3人に感謝状を贈った。

 3人は今月3日午後2時10分ごろ、市内常磐関船町2丁目の関船2号公園で遊んでいた際、園内の下草が燃えているのを見つけた。持っていたペットボトルで水をくみ、火に繰り返し水をかけて消し止め、延焼を防いだ。

 感謝状贈呈式は24日、湯本一中で行い、常磐消防署の鈴木茂幸署長が3人に賞状を手渡した。斎藤さんは「消火活動は初めて経験だった」と当時を振り返り、館林さんは「役に立ててうれしかった」と喜んだ。平子さんは「また同じような状況に遭遇したら力になりたい」と話した。

 中田敬介校長が同席した。

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