テニス=大坂、世界1位に逆転負けも前向き 「うまくやれてる」

[パリ 29日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープン(OP)の女子シングルス2回戦で敗れた元世界ランキング1位の大坂なおみ(26)は29日、現1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)と好ゲームを演じたことに前向きな姿勢を示した。

大坂は第1セットは6─7で落としたものの、第2セットを6─1で圧倒。第3セットではマッチポイントを握り、シフィオンテクをあと一歩まで追い詰めたが、結局5─7で落として惜敗した。

第一子を出産するなど15カ月の休養を経て1月にツアー復帰した大坂はこの数カ月間、安定した成績を残せずにいた。しかし、この日の試合後は「確かに準々決勝や準決勝には行けなかったが、そのレベルに戻りつつあるように感じている。自分にとってはそれが最大にポジティブなこと」とコメント。

「正直なところ、最悪の気分というわけではない。イガと対戦するのがとにかく夢だった」とした上で、「かなりうまくやれていると思う。自分をあまり責めないようにしている。自分はハードコートが得意なので、ぜひともハードコートで彼女と対戦し、どうなるか見てみたい」と、9月の全米OPに向けて意欲を示した。

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