日本の島々には“味な建物”がある! 写真で巡る『離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし』

By CAPA編集部

箭内博行さんの著書『離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし』が発売された。

旅の醍醐味はその土地の文化や日々の暮らしに触れることだろう。ふと迷い込んだ路地や、突然目の前に現れる味わい深い建物に、それを感じる。本書にはそんな楽しみがある。

箭内さんがこれまで撮影してきた国内の島々の風景から、建物を中心に編纂した。商店や家屋敷、教会、学校など、そこには町の歴史が詰まっている。地元の人に町の来歴を聞く章や、建物を巡るツアーなど、見せ方にも工夫があり飽きさせない。

箭内博行『離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし』

体裁 A5判・192ページ
価格 2,200円(税込)
発売日 2024年4月19日
発行 トゥーヴァージンズ

箭内博行 (Hiroyuki Yanai)

写真家。1973年生まれ、埼玉県育ち。國學院大學卒。「日本再発見」をテーマに今まで国内350の島々へ。著書に『約束の島、約束の祭』『ニッポン とっておきの島風景』『ニッポン 離島の祭り』。ほか雑誌・新聞等での紀行連載、広告掲載多数。自然・文化・人情に惹かれながら、国内の島々を活写し続けている。日本写真家協会会員。ヤナイフォトイメージ合同会社代表。
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〈文〉市井康延

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