スポーツで心身ともに健康に 福島県南相馬市が推進計画策定 2024~2027年度

多目的グラウンドが整備されるみちのく鹿島球場北側の敷地

 福島県南相馬市は2024(令和6)~2027年度の4年間を期間とする第4期市スポーツ推進計画を策定した。「あらゆる世代に応じたスポーツ・健康のまちづくり」を基本理念に掲げ、健康増進につながるスポーツの普及を目指す。

 子どもから働く世代、高齢者、障害者らあらゆる世代がそれぞれの生活様式に応じて、スポーツをする習慣を取り入れ、気軽に楽しく、続けることで人と人とのつながりを広げ、心身ともに健やかに暮らすことができる―を目指す姿としている。週1回以上、スポーツをしているという成人の割合を現状の51.9%から、2027年度までに60%に向上させる目標を設定した。

 基本方針として生涯スポーツ、競技スポーツの推進、スポーツによる交流機会の拡充、施設の整備・改修を据えた。

 このうち、施設の整備として、鹿島区のみちのく鹿島球場北側に多目的グラウンドを新設する。ほ場整備事業に伴ってできた非農用地2万1785平方メートルを整備する。球場のサブグラウンド機能を備え、利用者のウオーミングアップ会場として使用するほか、ソフトボールやグラウンドゴルフ、サッカーなど多目的に活用する。

 関係団体や地元住民らの意見を踏まえ今後、実施設計を行う。2025年度に建設、2026年度の供用開始を目指す。

 この他、雲雀ケ原陸上競技場、千倉体育館、馬事公苑などの改修、照明のLED化などを計画している。

(相双版)

© 株式会社福島民報社