肝臓を奪った元妻に“今の君とならきっと分かり合える”…前代未聞な再プロポーズの理由が明らかに

5月28日深夜に日本テレビ 火曜プラチナイト枠「ドラマDEEP」『肝臓を奪われた妻』の第9話が放送された。

北山優香(伊原六花)は中村光星(桐山漣)と結婚。ただ、それは優香から母・聖子(櫻井淳子)への肝臓移植が目的で、移植後、離婚に追いやられた優香は中村家の思惑を知り、復しゅうを決意。優香の計画通り光星の妹・弘子(加藤千尋)を婚約破棄に追いやり、光星の妻・安藤るり子(水崎綾女)は、光星の元を去った。そんな中、再び優香の前に現れた光星が、まさかの再プロポーズを申し出る。

時はさかのぼり、光星はるり子が置いていった離婚届を前に優香との出会いや、るり子との結婚を思い返していた。

――ある時、光星は大財閥“安藤グループ”の一人娘であるるり子との交際を始め、その後、るり子は妊娠。エリート人生への好転を確信した光星であったが、その矢先、母・聖子が肝臓の病に。自暴自棄になり「神様は何も与えてくれないくせに、奪うことばかりする」と、お店で酔いつぶれる光星を介抱したのが店員の優香であった。

以降、会話を重ねるうち光星は、優香が自分と同じく片親であると気づく。それでも自分とは違い、愚痴や不満を言うことなく朗らかに生きる優香に対し、光星は妙なコンプレックスを抱く。2人は交際することになったが、光星は内心「“どんな清廉潔白な人間だって黒く染まる”そのことを僕が君に教えてあげるよ」と不気味な決意を固める。

優香が母の肝臓のドナーに適合すると知った光星は、妊娠中のるり子を説得し、優香と結婚。すぐに肝臓を奪うことに成功した光星であったが、すんなりと肝臓を差し出す優香のことを思いながら「疑え!疑え!…」と何度も一人、部屋で怒号を飛ばすサイコパスっぷりを見せる場面も。

雇った探偵(飯田基祐)の情報から優香の復しゅうを悟った光星は、思惑通り“闇堕ち”する優香をむしろ歓迎する様子を見せた。そんな光星にネット上では「優香を自分とおんなじような人間にしたかったのかな」との声も。

離婚届に記入した光星は、再プロポーズに驚く優香を前に“今の君とならきっと分かり合える”とほくそ笑んだ。

次回第10話、優香は息子・結人(近江晃成)にとって光星との再婚と、復しゅう完遂のどちらが正しいのか選択を迫られる。一方で優香に思いを寄せる小栗健(戸塚純貴)はその思いを爆発させる。視聴者からも「救ってくれるのは小栗だけだ」といった投稿が見られた。

※桐山漣さんの「漣」は、しんにょうの点はひとつ

『肝臓を奪われた妻』日本テレビ 火曜プラチナイト枠「ドラマDEEP」
毎週火曜 深夜24時24分〜24時54分放送
【TVer】
【Hulu】

写真提供:(C)日テレ

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