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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、新型基幹ロケット「H3」3号機の打ち上げ手順を確認する「極低温点検」を29、30の両日に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで実施し、結果は「良好」だったと発表した。3号機は地球観測衛星「だいち4号」を載せて6月30日に同センターから打ち上げられる予定。
3号機は29日未明に点検のため射点に移動(JAXA提供)。実際に極低温の液体燃料を機体に充てんし、エンジンに着火する約6秒前までのカウントダウンを2回実施した。液体燃料は常温では気化するため、充てんする時には燃料タンクも冷やす必要がある。
H3の開発責任者の有田誠プロジェクトマネージャは「有効なデータを得られた。確実に打ち上げたい」とコメントした。
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