初夏の風に揺れる「ハナネギ」 アリウム・ギガンチウムが見頃 壬生・とちぎわんぱく公園

紫色の花が空中に浮かぶように咲くアリウム・ギガンチウム=30日午前11時40分、壬生町国谷

 栃木県壬生町国谷のとちぎわんぱく公園でアリウム・ギガンチウムが見頃を迎え、ネギボウズに似た紫色の花が初夏の風に揺れている。

 別名「ハナネギ」とも呼ばれ、小さな花が集まって直径15センチほどのボールのような花を形成する。園内中心部の「夢花壇」に約350株がある。同公園管理事務所によると、中旬に開花が始まり、6月上旬まで楽しめる。

 30日も多くの家族連れらが来園し、宙に浮かぶように咲く花の姿に足を止め、写真撮影などをしていた。

 親子3人で訪れた宇都宮市西川田町、パート従業員小幡恵利果(おばたえりか)さん(32)は「初めて見る花。丸々していてかわいらしい」と興味深そうに眺めていた。

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