栃木県壬生町国谷のとちぎわんぱく公園でアリウム・ギガンチウムが見頃を迎え、ネギボウズに似た紫色の花が初夏の風に揺れている。
別名「ハナネギ」とも呼ばれ、小さな花が集まって直径15センチほどのボールのような花を形成する。園内中心部の「夢花壇」に約350株がある。同公園管理事務所によると、中旬に開花が始まり、6月上旬まで楽しめる。
30日も多くの家族連れらが来園し、宙に浮かぶように咲く花の姿に足を止め、写真撮影などをしていた。
親子3人で訪れた宇都宮市西川田町、パート従業員小幡恵利果(おばたえりか)さん(32)は「初めて見る花。丸々していてかわいらしい」と興味深そうに眺めていた。