駐車場130台分増設 きょうから順次開放 宇都宮のLRT平石停留場

高架南に整備された新駐車場

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)平石停留場の乗客用駐車場が増設され、駐車スペースが現在の約55台から3.5倍の約190台になる。31日から順次使えるようになり、7月下旬をめどに多目的トイレも新設される。

 同停留場は「パーク&ライド」が可能なトランジットセンターの機能を持つ。郊外から車で来て、LRTに乗り換えて市中心部に向かう人も多い。

 ただ、約55台分の駐車スペースは常に満車状態で、利用者から増設を求める声が上がっていた。30日午前も1台分のスペースしか空いていなかった。

 市は市有地を活用し、LRTの高架南側に約60台分の駐車場を整備。LRTを運行する宇都宮ライトレール本社の北側にも約60台分の駐車場を整備中で、それぞれ31日と6月末に利用できるようになる。

 市によると、併せてバイク専用の駐車場も新設。6月上旬~7月下旬の工期予定で停留場の南に、多目的トイレを新設する。

 市担当者は「引き続き、駐車場の利用状況を見ていきたい」としている。

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