4カ月間に7人死亡で緊急要請 鹿児島労働局

鹿児島労働局(永野和則局長)は、鹿児島県労働基準協会など9団体と労働災害防止に向けた会議を開催し、死亡災害の撲滅に向けた取組み強化を緊急要請した(写真)。今年に入ってから県内で死亡災害が頻発し、4月末までの件数は前年同期を6件上回る7件に上っている。

製造業と建設業でそれぞれ3件発生し、運輸交通業で1件発生した。事故の型別では、はさまれ・巻き込まれが3件で最も多い。同労働局健康安全課は「基本の対策を徹底しているか再確認してほしい」と話している。

要請では、事業場の安全衛生管理の責任者に対し、安全衛生活動の総点検を求めた。安衛教育を計画的に実施するなど、意識向上への取組みも呼び掛けている。

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