ツシマヤマネコ死ぬ わなにかかり保護 長崎・対馬保護センター

 環境省対馬野生生物保護センター(長崎県対馬市)は30日、わなにかかり保護していた国天然記念物ツシマヤマネコ1匹が29日に死んだと発表した。
 死んだのは推定1歳の雄。同センターによると、3月2日、同市上対馬町で「わなにかかっている」と住民から連絡があった。わなを外そうと自らの足をかみ、壊死(えし)状態だったため、切除手術などを実施。今月29日、歩行しやすくするために肉球の転移手術をしたが、その際、麻酔をかけてから意識が戻らなかったという。今後、岡山理大で死因を調べる。

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