「イングランドで得たものを出していきたい」なでしこ宮澤ひなたがNZ戦に向けて意気込み「自分の力をどれだけチームのために使えるか」

なでしこジャパンの宮澤ひなたが、現地5月31日にスペインで行なわれる国際親善試合のニュージーランド戦に向けて意気込みを語った。「JFAなでしこサッカー」の公式Xが伝えている。

24歳のアタッカーは、5ゴールを挙げて得点女王に輝いた世界の大舞台からの歩みを振り返る。

「昨年のワールドカップの最後に負けた試合で、自分が何もできなかった経験があって、そこから拮抗したゲームでチームに勢いをつけられる、個で打開できる選手になりたいと考えてイングランドに移籍して、1シーズンを終えました」

23年9月にマンチェスター・ユナイテッドに新天地を求めた。同年12月に足首を負傷し戦線離脱を余儀なくされたなか、欧州1年目は公式戦14試合・1得点を記録した。

「所属チームと代表チームでは、プレーするポジションや求められることも違うなかで、攻守において海外の選手と対等に戦っていくという部分は、日頃からそういう環境でやれていることで、成長できたところだと思います」

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確かな手応えを、ピッチ上で目に見える結果として示したい。

「一方で、ワールドカップの時のような得点の形の精度も上げていきたいですし、4月のShe Believes Cupでほぼプレーできていないので、今回は自分の持っているものを出し切る場だと思っています」

今夏のパリ五輪を見据えても、アピールしたい。「自分の力をどれだけチームのために使えるかを試せる場なので、長所を活かしつつ、1シーズン、イングランドでプレーして得たものを少しでも出していきたいです」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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